るわぶろぐ

80年代後半生まれ。自由で穏やかな暮らしをしたくて資産形成に取り組むブログ。

選ぶことを放棄することを選んだんだと思う。

こんばんは。

 

投資をするに当たって、それなりには本を読んでますが、その中でも一番参考にしている本はどれなのかと聞かれたとき、どの名前を挙げるべきか。人によって様々だと思いますが、私はチャールズ・エリスの「敗者のゲーム」です。

インデックス投資をしている人には言わずもがなの名著ですが、私がなぜこの本を最も参考にしているかというと、理屈が自分のなかでスッと受け入れられたからです。

 

常に投資のことを考えて様々な判断をしている専門家と比べて、自分自身が優れた判断をできると思うか?と聞かれれば、私には自信がありません。

 

売買タイミングで市場平均を上回ることや、投資対象の選別で市場平均を上回ることは、そんな簡単なものだとは考えられません。

 

自分で工夫できる余地があるとしたら、余計な行動をせず、コストをひたすら下げるくらいだと思います。

 

過去の結果からは米国株の優位性が明らかだから米国株だけで良いという考え方もあります。

しかし、過去に特定の何かが市場平均が上回っているという事実は、将来の成績を保証するものではありません。むしろ、皆がそれを信じればそれだけ割高になって、思うようなパフォーマンスにならない可能性も高いと思います。

 

考えれば考えるほど、考えずに全て買っちゃうことが合理的に感じます。コスパ的にも。

 

投資自体は楽しいので、ある程度趣味的にやっておきたいとも思っています。が、コアの部分については、あらゆる選択を放棄して、ひたすらに市場平均についていきたい。そういう考えに至っています。

 

敗者のゲームでは、インデックスファンドのメリットを享受するための適切なファンドについて、「国際的にも最大限分散された、最小コストのファンド」であるとしています。

そして私は、それを実現するために、資産形成のメインに据える投資信託として、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に強く強く魅力を感じています。

 

まだ出始めの投資信託は、ある程度様子見すべきという話をよく聞きます。私もそれが合理的だと思います。

ただ、買わない限りは資産も増えません。理想通りのファンドが出た以上は、私は率先して買っていくつもりです。