資産形成に関する制度、商品等を選ぶにあたっての自分の考え方
こんにちは。
新型コロナウイルスにも負けずに、平和な連休を過ごしています。旅行に行けないのは残念ですが、快適な家で穏やかに本を読んだり、ゲームをしたり、ストレスフリーな時間を過ごしています。
暇つぶしに、資産形成に関する各制度・商品等を選ぶにあたっての考え方ということで適当に書いていこうかと思いつきました。現時点の投資方針をまとめた感じですね。あくまでも自分自身のもので、別に他人におすすめするような性質の文章ではありません。自分のためのものです。
制度・サービスについて
1.確定拠出年金に最大限投資して、税制優遇を最大限活用する
(理由)少なくとも現時点の課税所得を減らせるのは大きい。ただし、税制が今後どうなるかが不透明なのは要注意。おそらく退職所得控除の先行きは暗い。年金受け取りと一時金受け取りで差が出ないような制度設計を政府は目指していると思われる。実現するかは分からないけど。
2.つみたてNISAに最大限投資して、税制優遇を最大限活用する
(理由)20年間の非課税枠は非常に大きい。個人的に、一般NISAの5年間だと元本割れの可能性もそれなりにあるし、そのときに損益通算できないというデメリットも起こりやすいと思っている。確定拠出年金と違って、将来の制度変更はあんまり心配しなくて良さそうな感じ。(恒久化の実現を望む。)
3.楽天証券で、楽天カードクレジット決済を最大限使って、1%のポイント還元を最大限活用する
(理由)投資額の1%がポイントで返ってくるのは非常に大きい。しかも、楽天カードの支払額にそのポイントを充当できるのだから、実質的には1%引きで投信を買っているのと同じ。いつまで続くかわからないけど、使える限りは使いたい。基本的には、つみたてNISA枠で33,333円、特定口座で16,667円を楽天カードで買うという方針。
4.上記すべてを活用してもまだ余力がある場合は、特定口座でETFを買う
(理由)正直、1~3を活用していれば資産形成としては十分だと思う。それでもなお余力があるときには、ETFを買いたい。分配金が少しずつ増えていくのはモチベーション維持になるし、最終的には年金+分配金で暮らせれば。今年から始まる二重課税調整制度で自動的に外国税額分の二重課税がなくなるのも地味にありがたいと思うんで、とりあえずどんな感じになるか見てみたい。
商品について
低コストの全世界株式インデックスファンドを買う。商品ラインナップの関係でそれが選べない場合は、同様の考え方で、低コストでできるだけ分散された株式インデックスファンドを買う。
(理由)まだ比較的年齢が若いのと、給与収入が安定しているので、資産運用の方はリスクを取って行きたい。あんまり積極的な売買をしたい性質ではないので、買ったらずっと持ち続けることになるだろうから、長期で持ち続けられるものだけを買いたい。
この状況をどう活かすか
こんばんは。
前回の記事からだいぶ空いてしまいましたが、相変わらず僕はいつもどおりです。幸い体調も崩していないですし、(今のところは)狼狽売りもしておりません。
新型コロナウイルスは相変わらず世界中で猛威を奮っているようです。正直、もはや戦争中のようなものですよね。つい数ヶ月前の日常を思い出すとギャップが大きすぎます。あっちが夢だったのか?
しかし、考えてみたらリーマンショックや東日本大震災のときもそんな感じだったような気もします。あの頃は僕は気楽な学生だったので、正直なところ、自分の就活くらいしか心配していなかったのですが。
そして、無事に就職もして、投資も始めたわけですが、そうやってある程度落ち着いた頃に考えたのは、リーマンショックや東日本大震災の時期は相当厳しい状況ではあったけど、投資をすることだけに絞れば、チャンスだったんだろうな、あの頃に投資をできなかったのは残念だな、ということです。
そして、今はこういう状況を迎えているわけです。
株式は思ったより下がっていない感じもありますが、実体経済が良い状態にあるとはとても思えないですし、世界的に経済が止まるような状況が続いたら、これから何が起こるのやら僕には想像ができません。
しかし、後から振り返ってみたときに、このタイミングはチャンスだったのだろうと考えることはほぼ間違いないんだろうと思います。
そして、前回のものとは違って、今の僕はそれなりに投資にお金を回せるくらいの状況にあり、就いている仕事はいわゆる「不況に強い」業界です。
30代という年齢も、リスクをとって投資するには良い時期だと思います。
もしかしたら、自分の人生全てを振り返っても、ここが一番のチャンスだったのだ、ということもあるかもしれません。
今までと比べてやり方を大きく変えるということはないと思いますが、ピンチはチャンスという思いを持っておきたいですね。
あと、改めて健康管理が最重要だと痛感しました。自分のためにも、社会のためにも、おうちにいましょう。
新型コロナウイルスショック
この一週間、新型コロナウイルスの影響で世界的に株価が大きく下落しています。
新型コロナウイルスの影響は、単に株価が下落しただけではなく、実体経済へのダメージも大きいのだろうと思われます。
いつ頃収束していくのか、今のところさっぱり見えてきませんが、資産運用的には事前の方針を守って冷静に行動していくべきと思います。
僕自身については、幸い精神的な動揺は全くなさそうなので、下がっている分をちょこちょこと買い足しつつ、のんびりと構えているつもりです。
毎月の積み立てはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、スポット買付はMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)です。いつも代わり映えのないラインナップで恐縮ですが。
それはそれとして、せっかくお金を増やしても使う前に死んだら元も子もないですし、いまは自分の健康と生活を最優先するべきだと思われます。
僕は必要がない外出は一切控えます。引きこもります。
本当は仕事にも行きたくないのですが、そのためにも資産形成を頑張りたいところです。
貸株はそれなりにリスクがあると思う
非上場のインデックスファンドではなく、ETFを選ぶメリットの一つに、貸株で金利収入も狙えることがあると思います。
僕が今持っているMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)を楽天証券で買う場合は、2020/02/02時点で0.20%の金利が付きます。
これだけで信託報酬(0.0858%)を上回ることになるので、お金をもらいながら運用することができるわけですよね。
とはいえ、デメリットが一切ないかというと、そんなことはなく、結構リスクは取る必要があるわけです。
上の画像は楽天証券のサイトから抜粋したものですが、株を貸して、仮に貸した先の証券会社が破綻した場合、分別保管もされていないし、投資者保護基金の保護対象にもならないわけですね。
つまり、運が悪ければ全部吹っ飛ぶ可能性があるということです。
現時点では、僕の資産全体のうち、貸株の対象になるETFは大した金額ではないので、仮に全部吹っ飛んでも、人生に影響が出るほどではありません(相当悔しいでしょうけどね)。
そのぶん、貰える金額も大したことはないわけで、雲行きが怪しくなってきたら躊躇なくやめようと思っています(そんなタイミングよく判断できるのかという問題はありますが)。
いろいろな記事とか読んでいると、あたかも貸株がノーリスクであるかのような主張なんかもありますが、小銭を稼ぐためにテールリスクで吹っ飛ぶことを許容すべきか、よく考えたほうがいいかもしれませんね。
オールカントリーETF(2559)が気になっている
オールカントリーETF(2559)、買っちゃいました。たぶん、今後も買うと思います。
ちょくちょく書いているとおり、僕の投資方針は、
- 非課税で投資できる2つの制度(つみたてNISAとiDeCo)を最大限活用
- 投資額の1%がポイントで帰ってくる楽天カードクレジット決済による投資を最大限活用
- 全世界株式(MSCI ACWI)を60%の比率で保ち続ける
以上の3点であり、これは一貫しています。この方針は今後も変えるつもりはありません。
積み立てる投資信託についても、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を基本にすることは特に変えるつもりはありません。
ただ、それはそれとして、最近は国内ETFが気になっています。税制改正によって外国税額に対する二重課税が調整されるようになるようですし、低コストなMSCI ACWI連動ETF(2559)も出ました。
楽天カードクレジット決済の月50000円と、iDeCoの月12000円をはみ出る分くらいは2559を買っていっても良いのではないかと思ったので、実験的にやってみます。
あと、貸株もやってみるつもりです。金利は0.1%ですが、1/20以降は0.2%になる模様(楽天証券)。
SBI証券の方が今は良さそうなのですが、マネーブリッジが便利なので、とりあえず楽天証券メインでいこうかと。
じわじわと給与所得から配当所得にシフトしていければいいなあ。
一般NISAからつみたてNISAへのシフトは仕方ないと思う
ご無沙汰しております。
更新は滞っていますが、方針は一切変えていません。
相変わらずコツコツと積み立てていますし、順調です。
さて、最近、来年度税制改正における一般NISAの恒久化が見送られたという報道が出て、投資家界隈では大きな話題になっているようです。
報道内において、見送りの理由が富裕層優遇とされたことについて様々な形で異論が出ているようですね。
とはいえ、僕としてはこの流れは仕方ないと思うんですよね。
NISAという制度は租税特別措置です。では租税特別措置とは何かと言えば、特定の政策的な理由で、原則とは異なる取扱いとする例外措置です。
政府が全く無条件で税を軽減してくれるわけもなく、あくまでも達成したい政策目的があるからわざわざ減収になるような制度を作ってくれているのだろうと思います。
そして、政府税調の資料なんかを見る限り、現在の政府はNISAやiDeCoといった企業年金・個人年金等に関する税制や貯蓄・投資等に関する税制について、退職後の生活への計画的な準備を適切に支援していく観点で整理をしていきたいという考えを持っています。
その一方で、一般NISAはどういう層に利用されているのかと言うのをデータで見てみると、口座保有者の半分以上は60歳以上なんですよね。つみたてNISAではどうかといえば、60歳以上で利用しているのは15%ほどで、主に若年層の資産形成に使われているようです。
はっきり言ってしまうと、政府は、一般NISAについては現在政府が意図している政策目的とは違う使い方をされていると考えているのでしょう。
そのまま進めても政策目的が達成できないのだから、方向転換するのは悪い判断とは思いません。
しばらくはiDeCoやつみたてNISAをフル活用して資産形成していくのがいいでしょうね。政府の政策目的と整合的な制度ですから、とりあえず悪い方向には行かないでしょう。
今後、長い目で見るとその手の制度がどういう形に落ち着くのかは分かりませんが、税制優遇はあくまでも例外的な措置であるという認識を持った上で利用する必要があるのではないかと考えています。
給与以外に収入源を持ちたいからETFを買っていこうと思います。
こんにちは。
いきなりですが、最近、勤労意欲の低下が著しいです。別にやっている仕事そのものが嫌いなわけではないんですけどね。むしろ、なかなか面白い仕事を任されていると思っていますし、環境もそれほど不満があるわけではありません。給与も高くはないですが、自分の資産形成にお金を回すことができる程度には貰えていますしね。総じていうなら、悪くない状況だと思っています。
それでも勤労意欲が湧かないというのは、人生の大部分の時間が自分のものじゃない感覚が嫌なのかもしれませんね。自分のやりたいときにやりたいことをするというのは、サラリーマンでは難しいですから。
そんなことをつらつら考えていると、給与以外に安定した収入が欲しくなってきます。
働かなくても今の給料分のお金がもらえるとすれば、正直働かないでしょうからね。極端に言うと。
とはいえ、僕の所属している組織は、がっちりと副業禁止規定があります。大手を振ってできるのは資産運用だけなのです。
そして、こっそりと規定に違反して副業をすると言う選択を取るつもりもありません。上述の通り、選べる仕事の中では悪くない状況なのです。割と安定した仕事でもありますし、みすみす失いたくはないのです。
そう言った理由から、今後は非課税口座(つみたてNISA、iDeCo)を超える金額を投資するときには、ETF(国内、海外問わず)を中心に投資していこうかと考えています。メインで持つべきはやっぱりVTでしょうか。
折しも、マネックス証券と楽天証券が米国株の購入手数料を大幅に引き下げています。今までは、主に手数料が原因で特定口座で海外ETFを買うことを躊躇していたこともあり、最近の動きは大きなきっかけになったと思います。
ただ、僕が米国株投資で使っているのはSBI証券なので、ここは頑張って追従していただきたいところですが。
もちろん、非課税口座の上限額に達するまではそっちを優先します。使える非課税口座を使わないのは合理的ではありませんから。
無分配の投信は資産形成をしていく上では合理的なんですが、職場に依存している感覚をずっと持ち続けながら過ごすのも気持ちが悪いんですよね。100%とは言わなくても、生活費のある程度の部分が自分の資産からの収入でまかなえるようになれば、働く上でもプラスに働くと思っています。
少しずつ給料以外の収入が増えていく感覚を楽しみつつ、長期での資産形成に励みたいですね。