るわぶろぐ

80年代後半生まれ。自由で穏やかな暮らしをしたくて資産形成に取り組むブログ。

支出を減らして投資額を増やすのは最強の生活防衛だと思う

こんばんは。

 

若いうちに必死に節約をして貯金を増やすよりも、自分自身の人的資本に投資をして将来の収入を増やすことが大切だという考え方があります。銀行に少々の預金が積み上がるより、例えば旅行に行ったりいろいろ遊んだりして、スキルや人脈を作る方が大切だという考えですね。

いろいろな意見があるのは認めますが、僕自身はこの考え方にはちょっと懐疑的です。もちろん無意味というわけではありません。が、この考え方を素直に採用していいのは一部のハイスペック人材だけなんじゃないかなと思っています。

残念ながら平凡な能力しかない人は、人並みの収入をもらいつつ、人並みの生活より慎ましく暮らして(節約)、生み出したお金を投資に回す方が良いのではないかと考えています。

 

というのも、大抵このような言い方をするときは、本人に投資するか貯金をするかという2択になってるように思うんですね。つまり、貯めたお金は何かに投資することもできるという視点が欠けているように思うんです。それを無視して2択の形にしてしまうのは、間違った判断を招きそうな気がしています。

 

有望な人や有望な会社があったとして、そこに投資をしたらしただけ素直に成長するような世の中なら良いんですが、残念ながらそんなことはないわけですね。だから分散投資が推奨されていると思うんです。

世の中にある会社から一社に集中投資するってだけでも凄まじい集中投資だと思うんですが、自分自身という一人の人間に集中投資するというのは、まさに究極の集中投資だと思うんですね。もちろんそれをされるにふさわしいハイスペック人材はそれでいいと思います。が、自分自身を省みて果たしてそれに値するかと考えれば、個人的には肯定しかねるところです。それよりも、株式市場というそれなりにフェアな場所で、様々な投資家が頭を使って投資しているであろう企業に投資したいなと思ってしまうわけですよ。

 

あと、よく言われてる自己投資って、本当に必要な投資なのか、それとも単なる浪費なのかの区別が難しいと思うんですよね。最終的に自分の稼ぎに結び付けば投資で、そうならなかったら浪費ってことになるんですかね。

その点でいうなら、金融商品への投資はパフォーマンスの評価は非常に簡単です。例えば元本からどれくらい増えたのかを見るとか、個別株投資ならベンチマークとの比較でも良いですが。

 

節約そのものでは、絶対に収入以上のお金は生み出すことはできません。その代わりといってはなんですが、効果が目に見えて分かりやすいですし、少々収入が減ったときにも生活レベルを落とさずに耐えられます。(投資額は減りますが)

 

自分自身の能力で勝つことができなくても、世界中の有能な人が生み出した富の分配を受けられるならそれで良いのではないかと思っているんですよね。夢も希望もない話のようにも思えますが、むしろそこまで有能じゃなくても生きていけるという点では夢と希望に溢れている気もしております。

 

ま、いずれにせよこの手の話はバランスが全てと言ってしまえば話が終わってしまうんですけどね。一つの視点だと思ってもらえれば幸いです。